プリンターの修理料金は、メーカー、機種、故障内容、保証期間、修理方法によって異なります。そのため、正確な金額は各メーカーの公式修理料金ページで確認する必要があります。
ただし、Windows11で印刷できない場合は、プリンター本体の故障ではなく、オフライン設定、印刷ジョブ、Print Spooler、プリンタードライバー、IPアドレスやポート設定が原因の場合もあります。
この記事では、プリンターの修理料金を確認する前に見直すべき項目と、修理するか買い替えるかの判断目安を解説します。
先に確認するポイント
- 印刷できない原因が、プリンター本体の故障とは限らない
- Windows11側の設定やドライバー不具合で印刷できない場合がある
- 修理料金はメーカー公式ページで最新情報を確認する
- 修理料金が新品価格に近い場合は、買い替えも検討する
プリンターの修理料金は機種・症状・メーカーによって異なる
プリンターの修理料金は、すべての機種で同じではありません。
同じメーカーのプリンターでも、家庭用インクジェットプリンター、ビジネスプリンター、複合機、A3対応モデルなどで修理料金や修理方法が変わります。
また、保証期間内かどうか、持込修理・引取修理・出張修理のどれを利用するかによっても、実際にかかる費用が変わる場合があります。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | Canon、EPSON、Brotherなど |
| 型番 | プリンター本体に記載されている機種名 |
| 保証期間 | 購入から1年以内か、延長保証があるか |
| 故障内容 | 紙詰まり、インク詰まり、電源不良、エラー表示など |
| 修理方法 | 引取、持込、出張、送付など |
| 修理対応期間 | メーカー修理を受けられる期間内か |
そのため、記事や口コミだけで「修理料金は〇円」と判断するのは危険です。実際の料金は、必ずメーカー公式ページで確認してください。
プリンターを修理に出す前に確認すること
Windows11で印刷できない場合、すぐに修理に出す必要はありません。
プリンター本体が壊れているように見えても、実際にはWindows11側の設定、印刷キュー、ドライバー、ネットワーク設定が原因になっていることがあります。
修理料金を調べる前に、まず以下の順番で確認してください。
プリンターがオフラインになっていないか確認する
プリンターが「オフライン」と表示される場合、プリンター本体の故障ではなく、接続状態やWindows11側の設定が原因の場合があります。
プリンターの電源、Wi-Fi接続、USBケーブル、通常使うプリンターの設定、印刷キューの状態を確認してください。
プリンターがオフラインになる原因と対処法は、以下の記事で解説しています。
Windows11でプリンターがオフラインになる原因と対処法|印刷できないときの確認方法
印刷ジョブが残っていないか確認する
印刷ジョブが残っていると、新しい印刷が進まない場合があります。
古い印刷待ちデータが詰まっているだけでも、プリンターが反応しない、印刷が始まらない、キューが消えないといった状態になることがあります。
印刷ジョブが削除できない場合は、以下の記事を参考にしてください。
Windows11で印刷ジョブが削除できない原因と対処法|印刷待ちが消えないときの確認方法
Print Spoolerを再起動する
Print Spoolerは、Windowsの印刷処理を管理するサービスです。
印刷キューが消えない、印刷ジョブが削除できない、印刷が進まない場合は、Print Spoolerを再起動することで改善する場合があります。
Print Spoolerの再起動方法は、以下の記事で解説しています。
Windows11でPrint Spoolerを再起動する方法|印刷できない・印刷キューが消えないときの確認手順
プリンタードライバーを再インストールする
プリンタードライバーに問題があると、プリンター本体に異常がなくても印刷できないことがあります。
Windows Update後やプリンターの入れ替え後、古いドライバーが残っている場合は、プリンタードライバーの再インストールを確認してください。
プリンタードライバーの再インストール方法は、以下の記事で解説しています。
Windows11でプリンタードライバーを更新・再インストールする方法|印刷できないときの確認手順
IPアドレスやポート設定が変わっていないか確認する
ネットワークプリンターを使っている場合、プリンターのIPアドレスが変わると印刷できなくなることがあります。
特に会社、学校、家庭内LANでプリンターを使っている場合は、プリンターのIPアドレスとポート設定を確認してください。
プリンターのIPアドレスを確認する方法は、以下の記事で解説しています。
Windows11でプリンターのIPアドレスを確認する方法|ネットワークプリンターの接続先を調べる手順
プリンターのポートを確認・変更する方法は、以下の記事で解説しています。
Windows11でプリンターのポートを確認・変更する方法|IPアドレスが変わって印刷できないときの確認手順
修理料金を確認する前に、故障か設定不良かを切り分ける
プリンターの修理料金を調べる前に、まず「本当にプリンター本体の故障なのか」を切り分けることが重要です。
Windows11で印刷できない原因は、大きく分けると次の3つです。
| 原因 | 主な内容 | 修理の必要性 |
|---|---|---|
| パソコン側の問題 | ドライバー、Print Spooler、印刷ジョブ、通常使うプリンター設定 | 修理不要の可能性が高い |
| 接続・ネットワークの問題 | USB接続、Wi-Fi接続、IPアドレス、ポート設定 | 設定変更で直る可能性がある |
| プリンター本体の問題 | 紙詰まり、インク詰まり、異音、電源不良、エラー表示 | 修理や買い替えを検討する |
パソコン側の問題で印刷できない場合
パソコン側の問題で印刷できない場合は、プリンター本体を修理に出しても改善しません。
たとえば、プリンタードライバーの不具合、Print Spoolerの停止、印刷ジョブの詰まり、通常使うプリンターの設定違いなどが原因の場合があります。
プリンターが印刷できない原因を全体的に確認したい場合は、以下の記事を参考にしてください。
Windows11でプリンターが印刷できない原因と対処法|印刷されないときの確認方法
ネットワーク接続の問題で印刷できない場合
ネットワークプリンターの場合、プリンター本体は正常でも、IPアドレスやポート設定が合っていないと印刷できません。
以前は印刷できていたのに急に印刷できなくなった場合は、プリンターのIPアドレスが変わっていないか確認してください。
プリンター本体の故障が疑われる場合
以下のような場合は、プリンター本体の故障も考えられます。
- プリンター本体にエラーコードが表示される
- 電源が入らない
- 異音がする
- 紙詰まりが何度も起きる
- インクを交換してもかすれや印字不良が改善しない
- 複数のパソコンから印刷できない
- 本体側のテスト印刷もできない
このような場合は、メーカー公式ページで修理料金や修理対応期間を確認し、修理するか買い替えるかを判断します。
メーカー別にプリンター修理料金を確認する方法
プリンターの修理料金は、メーカー公式ページで確認するのが確実です。
ここでは、Canon、EPSON、Brotherの修理料金確認ページを紹介します。
Canonのプリンター修理料金を確認する
Canonの修理料金は、機種、修理依頼方法、故障内容などによって異なります。
修理を申し込む前に、Canon公式サイトで修理料金と修理対応期間を確認してください。
修理対応期間が終了している機種は、メーカー修理を受けられない場合があります。型番を確認してから調べるようにしてください。
EPSONのプリンター修理料金を確認する
EPSONの修理料金は、修理対象機種・料金一覧ページから確認できます。
エプソンのプリンターは、家庭用、ビジネス用、エコタンク搭載モデル、大判プリンターなどで確認ページが分かれています。
修理対象機種や修理対応期間は機種によって異なるため、プリンターの型番を確認してから公式ページを確認してください。
Brotherのプリンター修理料金を確認する
Brotherのインクジェットプリンター・複合機は、公式ページで型番や保証期間を選択して修理の目安費用を確認できます。
修理料金は、修理内容や故障原因によって変わる場合があります。実際に修理へ出す前に、保証期間、送料、修理対応終了製品に該当しないかも確認してください。
プリンターを修理するか買い替えるかの判断目安
プリンターの修理料金を確認したら、次に「修理するか、買い替えるか」を判断します。
家庭用プリンターの場合、修理料金が新品価格に近いこともあります。その場合は、無理に修理するよりも買い替えた方がよい場合があります。
| 状況 | 判断の目安 |
|---|---|
| 購入から1年以内 | まず保証を確認する |
| 延長保証に加入している | 保証内容を確認する |
| 修理料金が新品価格の半分未満 | 修理も検討する |
| 修理料金が新品価格の半分以上 | 買い替えを検討する |
| 修理対応期間が終了している | 買い替えを優先する |
| インク詰まりや紙詰まりが頻発する | 買い替え寄りで考える |
| 業務用・高額モデルを使っている | 修理も検討する |
| Windows側の設定不良だった | 修理は不要 |
💡買い替えを検討する場合
修理料金が高い場合や、古いプリンターで不具合が続く場合は、買い替えも選択肢になります。
プリンターを買い替える目安や、Windows11で使うプリンターを選ぶときの確認ポイントは、以下の記事で解説しています。
購入から1年以内なら保証を確認する
購入から1年以内の場合は、メーカー保証の対象になる可能性があります。
保証書、購入日、レシート、注文履歴を確認してください。
ただし、落下、水濡れ、誤使用、消耗品の交換などは、保証期間内でも有料になる場合があります。保証内容はメーカーや販売店の条件を確認してください。
修理料金が新品価格の半分を超えるなら買い替えを検討する
修理料金が新品価格の半分を超える場合は、買い替えを検討してもよい目安です。
たとえば、新品プリンターが15,000円前後で購入できるのに、修理料金が10,000円以上かかる場合は、修理後の使用年数やインク代も含めて判断する必要があります。
特に家庭用プリンターの場合、修理費、送料、部品代を合わせると、新品購入との差が小さくなることがあります。
古いプリンターは修理対応期間が終了している場合がある
古いプリンターは、メーカーの修理対応期間が終了している場合があります。
修理対応期間が終了していると、メーカー修理を受けられない、部品交換ができない、修理より買い替えを案内されることがあります。
プリンターの型番を確認し、メーカー公式ページで修理対応期間を調べてください。
インク代・使用頻度・印刷品質も含めて判断する
修理と買い替えを判断するときは、修理料金だけでなく、今後のインク代や使用頻度も確認してください。
年に数回しか印刷しない場合と、毎月大量に印刷する場合では、選ぶべきプリンターが変わります。
印刷頻度が高い場合は、本体価格だけでなく、インク代が安いモデルや大容量インク対応モデルも検討するとよいでしょう。
買い替えを検討した方がよいケース
以下に当てはまる場合は、修理より買い替えを検討した方がよい場合があります。
- 修理対応期間が終了している
- 修理料金と新品価格の差が小さい
- インク詰まりや紙詰まりが何度も起きている
- 印字品質が悪く、クリーニングしても改善しない
- Windows11用ドライバーの対応が不安定
- 古い機種で無線LANやスマホ印刷に対応していない
- インク代が高く、今後の維持費が気になる
修理料金が高い場合や、古いプリンターで修理対応期間が終了している場合は、買い替えも選択肢になります。
家庭用であれば、本体価格だけでなく、インク代、印刷頻度、無線LAN対応、Windows11対応状況も確認して選ぶと失敗しにくくなります。
買い替え時に確認する項目
- Windows11に対応しているか
- 無線LANに対応しているか
- インク代が高すぎないか
- 印刷頻度に合っているか
- A4印刷だけでよいか、写真印刷も必要か
- スキャンやコピー機能が必要か
修理を検討してもよいケース
一方で、すぐに買い替えた方がよいとは限りません。
以下のような場合は、修理を検討してもよいでしょう。
- 購入から日が浅い
- 保証期間内である
- 延長保証に加入している
- 業務用・高額モデルを使っている
- 本体性能に不満がない
- 消耗品を多く持っている
- 同じ機種を使い続ける必要がある
特に業務用プリンターや高額モデルの場合は、買い替えより修理の方が安く済むことがあります。
会社や学校などで使っているプリンターの場合は、勝手に買い替えや修理依頼をせず、管理者や担当部署に確認してください。
Windows11で印刷できない場合の確認順序
Windows11で印刷できない場合は、次の順番で確認すると切り分けやすくなります。
- プリンター本体の電源を確認する
- 用紙切れや紙詰まりがないか確認する
- USBケーブルやWi-Fi接続を確認する
- 通常使うプリンターが正しいか確認する
- プリンターがオフラインになっていないか確認する
- 印刷ジョブが残っていないか確認する
- Print Spoolerを再起動する
- プリンタードライバーを再インストールする
- IPアドレスやポート設定を確認する
- それでも直らない場合は、修理料金や買い替えを確認する
プリンター設定全体を確認したい場合は、以下の記事も参考にしてください。
Windows11でプリンター設定はどこにある?印刷設定・通常使うプリンターを変更する方法
よくある質問
プリンターの修理料金はどこで確認できますか?
各メーカーの公式修理料金ページで確認します。機種や故障内容、保証期間、修理方法によって料金が変わるため、メーカー名と型番を確認してから調べるのが確実です。
Windows11で印刷できない場合、すぐ修理に出すべきですか?
すぐに修理に出す必要はありません。プリンター本体の故障ではなく、オフライン設定、印刷ジョブ、Print Spooler、プリンタードライバー、IPアドレスやポート設定が原因の場合があります。
プリンターは修理と買い替えのどちらがよいですか?
修理料金が新品価格に近い場合や、古い機種で修理対応期間が終了している場合は買い替えを検討します。保証期間内や高額モデルの場合は、修理を検討してもよいでしょう。
古いプリンターでも修理できますか?
修理対応期間が終了している機種は、メーカー修理を受けられない場合があります。まずメーカー公式サイトで修理対応期間を確認してください。
プリンタードライバーを入れ直しても直らない場合はどうしますか?
ドライバー再インストール後も改善しない場合は、印刷ジョブ、Print Spooler、プリンターのIPアドレス、ポート設定を確認します。それでも改善しない場合は、本体故障や修理対応を検討します。
修理料金が高い場合は買い替えた方がよいですか?
修理料金が新品価格の半分を超える場合や、修理後も長く使えるか不安がある場合は、買い替えも検討します。特に家庭用プリンターでは、修理費用と新品価格の差が小さい場合があります。
まとめ:修理料金を見る前に、まず設定不良か本体故障かを切り分ける
プリンターの修理料金は、メーカー、機種、故障内容、保証期間、修理方法によって異なります。
正確な料金はメーカー公式ページで確認する必要がありますが、Windows11で印刷できない場合は、プリンター本体の故障ではなく、設定やドライバーの問題である可能性もあります。
まずは、プリンターのオフライン状態、印刷ジョブ、Print Spooler、プリンタードライバー、IPアドレスやポート設定を順番に確認してください。
それでも改善しない場合は、メーカー公式ページで修理料金と修理対応期間を確認し、修理するか買い替えるかを判断しましょう。
