Windows11でOneDriveが同期できない原因と対処法|赤い×・更新されない場合の確認手順

Windows11でOneDriveが同期できない場合は、タスクバーのOneDriveアイコンを開き、同期の一時停止、サインイン状態、エラーメッセージを最初に確認します。

この記事では、OneDriveに赤い×が表示される、同期保留中や処理中から進まない、別のPCでファイルが更新されない場合の確認手順を、安全性の高い順番で解説します。

 

OneDriveが同期できないときの最短確認手順

OneDriveの同期に問題がある場合は、次の順番で確認してください。

    1. タスクバーのOneDriveアイコンを開く
  1. 同期の一時停止やエラーが表示されていないか確認する
  2. 正しいMicrosoftアカウントでサインインしているか確認する
  3. インターネット接続を確認する
  4. Windows11を再起動する
  5. OneDriveとPCの空き容量を確認する
  6. 同期できないファイル名、保存場所、ファイルサイズを確認する
  7. OneDriveを終了して起動し直す
  8. Windows UpdateとOneDrive本体の更新を確認する
  9. 改善しない場合はアカウントの再接続またはOneDriveのリセットを検討する

最初からOneDriveフォルダーを削除したり、不明な修復ソフトやPowerShellコマンドを使用したりする必要はありません。

 

OneDriveのどの症状が発生しているか確認する

症状 考えられる状態 最初に確認すること
赤い×が表示される 同期エラーが発生している OneDriveアイコンを開いてエラー内容を確認する
青い矢印が長時間続く 同期中または処理中 大きなファイル、開いているファイル、同期件数を確認する
「同期保留中」と表示される ファイルが同期待ちになっている 通信、空き容量、ファイル名を確認する
雲のアイコンが灰色・線付きになる サインインしていない、またはOneDriveの設定が完了していない OneDriveを起動してサインイン状態を確認する
ファイルが別のPCで更新されない 片方のPCで同期が止まっている 両方のPCのOneDriveアイコンを確認する
会社のファイルだけ同期できない 権限、組織の容量、SharePoint設定など 会社・学校アカウントと管理状態を確認する
OneDriveアイコンが見つからない OneDriveが起動していない スタートメニューからOneDriveを起動する

OneDriveが「同期保留中」や「変更を処理しています」から長時間進まない場合は、以下の記事で開いているファイル、TMPファイル、大量・大容量ファイルなどを確認してください。

 

タスクバーのOneDriveアイコンを確認する

OneDriveの同期状態は、タスクバー右側の通知領域にある雲のアイコンから確認できます。

  1. タスクバー右側を確認する
  2. OneDriveの雲のアイコンを探す
  3. 表示されない場合は、隠れているアイコンを表示するボタンをクリックする
  4. OneDriveアイコンをクリックする
  5. 画面上部または下部に表示される同期状態を確認する
  6. エラーや注意メッセージがある場合は内容を確認する

一般的に、白い雲は個人用OneDrive、青い雲は会社・学校用OneDriveで使用されます。両方のアカウントを使っている場合は、2つの雲が表示されることがあります。

OneDriveのアイコンに赤い×や警告が表示されている場合は、アイコンをクリックすると問題のあるファイルやアカウントが表示されることがあります。

Microsoft公式のOneDriveアイコンの説明は、以下から確認できます。

 

OneDriveの同期が一時停止されていないか確認する

OneDriveの同期を一時停止したままにすると、新しいファイルや変更内容がクラウドへ反映されません。

  1. タスクバーのOneDriveアイコンをクリックする
  2. 歯車アイコンまたは「ヘルプと設定」をクリックする
  3. 「同期の再開」が表示されていないか確認する
  4. 表示されている場合は「同期の再開」をクリックする
  5. OneDriveアイコンの状態が変わるか確認する

ノートPCのバッテリー節約機能、従量制課金接続、手動操作などにより、同期が一時停止される場合があります。

会社PCでは、通信量や業務時間の都合で同期が制御されている可能性があります。繰り返し一時停止される場合は、管理者へ確認してください。

 

OneDriveが起動していない場合

タスクバーにOneDriveアイコンがない場合は、OneDriveが起動していない可能性があります。

  1. スタートボタンをクリックする
  2. 検索欄に「OneDrive」と入力する
  3. 検索結果の「OneDrive」をクリックする
  4. タスクバーに雲のアイコンが表示されるか確認する
  5. 必要に応じてMicrosoftアカウントでサインインする

OneDriveをスタートアップから無効にしている場合は、Windows11を起動しても自動的に同期が始まりません。

スタートアップの確認方法は、以下の記事で解説しています。

 

正しいMicrosoftアカウントでサインインしているか確認する

個人用と会社・学校用など、複数のMicrosoftアカウントを使用している場合は、別のOneDriveを開いていることがあります。

  1. タスクバーのOneDriveアイコンをクリックする
  2. 歯車アイコンをクリックする
  3. 「設定」をクリックする
  4. 「アカウント」を開く
  5. 表示されているメールアドレスを確認する
  6. 同期したいOneDriveのアカウントと一致しているか確認する
アカウント 主な用途 表示されやすいOneDrive
個人用Microsoftアカウント 個人ファイル、写真、個人向けMicrosoft 365 OneDrive Personalなど
会社・学校アカウント 業務ファイル、Teams、SharePoint OneDrive-会社名・組織名など
別の個人用アカウント 家族用、以前使用していたアカウント 異なるOneDriveフォルダー

Microsoftアカウントにサインインできない場合は、以下の記事を確認してください。

 

インターネット接続を確認する

OneDriveは、PCとクラウド上のファイルをインターネット経由で同期します。

  1. タスクバーのネットワークアイコンを確認する
  2. Wi-Fiまたは有線LANに接続されているか確認する
  3. Microsoft Edgeなどのブラウザーを開く
  4. Webページを正常に表示できるか確認する
  5. 通信が不安定な場合は、安定した回線へ接続する
  6. OneDriveアイコンを開いて同期が再開するか確認する

大容量ファイルや多数のファイルを同期する場合は、処理に時間がかかります。Wi-Fiの電波が弱い場所では、有線LANまたは安定したWi-Fiを使用してください。

会社PCでは、VPNや社内ネットワークへ接続しないと、OneDriveやSharePointを利用できない場合があります。VPNやプロキシを自己判断で解除しないでください。

 

Windows11を再起動する

OneDriveやネットワークの一時的な問題は、Windows11の再起動で改善する場合があります。

  1. 同期中のファイルがある場合は状態を確認する
  2. 作業中のファイルを保存する
  3. 使用中のアプリを閉じる
  4. スタートボタンをクリックする
  5. 電源ボタンから「再起動」を選択する
  6. 再起動後にOneDriveアイコンを確認する

電源ボタンの長押しによる強制終了ではなく、通常の再起動を行ってください。

 

OneDriveの空き容量を確認する

OneDriveのクラウド容量が上限に達していると、新しいファイルをアップロード・同期できません。

OneDriveアイコンを開き、容量に関する警告が表示されていないか確認してください。

  1. ブラウザーでOneDriveを開く
  2. 同期に使用しているMicrosoftアカウントでサインインする
  3. ストレージの使用量を確認する
  4. 不要なファイルがある場合は内容を確認する
  5. OneDriveのごみ箱も確認する
  6. 必要なファイルを削除しないよう注意して整理する

OneDriveのごみ箱に残っているファイルも、ストレージ使用量に含まれる場合があります。

会社・学校用OneDriveの容量は、組織の管理者によって設定されている場合があります。容量不足が表示された場合は、情報システム部門へ確認してください。

 

PCのCドライブの空き容量を確認する

OneDriveのクラウド容量だけでなく、Windows11側のストレージ容量が不足していても同期できないことがあります。

  1. エクスプローラーを開く
  2. 左側の「PC」をクリックする
  3. Cドライブの空き容量を確認する
  4. 空きが少ない場合は「設定」を開く
  5. 「システム」→「ストレージ」をクリックする
  6. 一時ファイルなどの内容を確認する
  7. 不要な項目だけを削除する

ごみ箱やダウンロードフォルダーには必要なファイルが含まれている場合があります。内容を確認してから削除してください。

 

同期できないファイルを開いているアプリを閉じる

同期対象のファイルをアプリで開いている場合、変更内容の保存や同期が完了しないことがあります。

  • WordやExcelで対象ファイルを開いていないか
  • PDFや画像を別のアプリで開いていないか
  • ファイルの名前を変更している途中ではないか
  • 別のPCで同じファイルを編集中ではないか
  • 共有相手が同じファイルを編集中ではないか

対象ファイルを保存してアプリを閉じたあと、OneDriveアイコンを開き、同期が進むか確認してください。

 

ファイル名とフォルダー名を確認する

OneDriveでは、使用できない文字、長すぎるファイル名、深すぎるフォルダー階層などが原因で同期できない場合があります。

同期できないファイルだけに赤い×が付いている場合は、次の点を確認してください。

  • ファイル名やフォルダー名が極端に長くないか
  • 使用できない記号が含まれていないか
  • 名前の末尾に空白やピリオドがないか
  • フォルダー階層が深くなりすぎていないか
  • 同じ場所に同名ファイルがないか
  • 一時ファイルや隠しファイルではないか

名前が長い場合は、ファイル名と親フォルダー名を短くしてから同期を確認してください。

OneDriveとSharePointの制限については、Microsoft公式の案内を確認できます。

 

オンライン専用ファイルか確認する

OneDriveのファイルオンデマンドを使用している場合、ファイルの状態によってはインターネットへ接続していないと開けません。

アイコンの例 ファイルの状態 利用条件
オンライン専用 開くときにインターネット接続が必要
白い丸に緑のチェック ローカルでも利用可能 オフラインでも開けるが、設定によってオンライン専用へ戻る場合がある
緑の丸に白いチェック 常にこのデバイスに保持 オフラインでも利用可能

オンライン専用ファイルをオフラインで開こうとしている場合は、同期エラーではなく、ファイルがPCへダウンロードされていない可能性があります。

必要なファイルを右クリックし、「このデバイス上で常に保持する」が表示される場合は、用途を確認して選択してください。

 

デスクトップ・ドキュメント・画像のバックアップを確認する

OneDriveのフォルダーバックアップが有効な場合、デスクトップ、ドキュメント、画像フォルダー内のファイルがOneDriveへバックアップ・同期され、エクスプローラー上の保存場所がOneDrive配下として表示されることがあります。

  1. タスクバーのOneDriveアイコンをクリックする
  2. 歯車アイコンから「設定」を開く
  3. 「同期とバックアップ」を開く
  4. 「バックアップを管理」を確認する
  5. デスクトップ、ドキュメント、画像の状態を確認する

バックアップを停止しても、すでに同期されたファイルが自動的に元のフォルダーへ戻るとは限りません。保存場所と同期状態を確認せずに設定を変更しないでください。

スクリーンショットの保存場所がOneDrive側へ変わっている場合は、以下の記事も確認してください。

 

OneDriveを終了して起動し直す

Windows11を再起動せずに、OneDriveアプリだけを終了して起動し直す方法もあります。

  1. タスクバーのOneDriveアイコンをクリックする
  2. 歯車アイコンをクリックする
  3. 「OneDriveを終了する」をクリックする
  4. 確認画面が表示された場合は内容を確認する
  5. スタートボタンをクリックする
  6. 「OneDrive」と検索する
  7. OneDriveを起動する
  8. 同期状態を確認する

OneDriveを終了しても、クラウド上のファイルが削除されることはありません。終了中は、新しい変更内容が同期されない点に注意してください。

 

Windows Updateを確認する

Windows11やOneDriveの動作に問題がある場合は、Windows Updateを確認します。

  1. 「設定」を開く
  2. 左側の「Windows Update」をクリックする
  3. 「更新プログラムのチェック」をクリックする
  4. 利用できる更新がある場合は内容を確認する
  5. 更新をインストールする
  6. 必要に応じてPCを再起動する
  7. OneDriveの同期状態を確認する

Windows Update自体ができない場合は、以下の記事を確認してください。

OneDriveを最新バージョンへ更新する

Windows Updateを実行しても改善しない場合は、OneDrive同期アプリが最新か確認します。

Windows11にはOneDriveが標準でインストールされていますが、OneDrive本体はWindowsとは別に更新される場合があります。Microsoft公式ページから最新のOneDriveを上書きインストールすると、同期アプリの不具合が改善することがあります。

 

OneDriveのWeb版でファイルを確認する

同期できない場合は、ブラウザーからOneDriveを開き、クラウド上にどこまで反映されているか確認します。

  1. ブラウザーでOneDriveを開く
  2. 同期に使用しているMicrosoftアカウントでサインインする
  3. 対象のフォルダーを開く
  4. ファイルが存在するか確認する
  5. ファイルの更新日時を確認する
確認結果 考えられる状態
Web版には最新ファイルがある PC側へのダウンロードや表示に問題がある
PCにはあるがWeb版にない PCからクラウドへのアップロードが止まっている
両方にあるが内容が違う 競合コピーや同期の遅延が発生している
どちらにも見つからない 別アカウント、別フォルダー、削除済みの可能性がある

同期状態が不明な場合は、Web版とPC側のファイルを確認してから、削除や移動を行ってください。

OneDriveのファイルが消えた、Web版でも見つからない、削除したファイルを戻したい場合は、以下の記事でごみ箱、別アカウント、Personal Vault、バージョン履歴を確認してください。

 

OneDriveのアカウントを再接続する

基本的な確認で改善しない場合は、PCとOneDriveアカウントの接続を解除し、再度サインインする方法があります。

この操作ではクラウド上のファイルは削除されませんが、OneDriveの同期設定が再作成され、ファイルの再確認・再同期が行われます。

  1. 同期中のファイルがないか確認する
  2. 重要な作業中ファイルを別の場所にも保存する
  3. OneDriveアイコンをクリックする
  4. 歯車アイコンから「設定」を開く
  5. 「アカウント」をクリックする
  6. 「このPCからリンクを解除する」を確認する
  7. 表示される注意事項を確認してリンクを解除する
  8. OneDriveを起動する
  9. 正しいMicrosoftアカウントでサインインする
  10. 同期フォルダーとバックアップ設定を確認する

会社・学校用OneDrive、Teams、SharePointを同期している場合は、リンクを解除する前に情報システム部門へ確認してください。

 

改善しない場合はOneDriveをリセットする

アカウントの再接続でも改善しない場合は、Microsoft公式のOneDriveリセットを検討します。

OneDriveをリセットしても、クラウド上のファイルやデータが削除されるわけではありません。ただし、OneDriveの設定と同期接続がリセットされ、ファイルの完全な再同期が行われます。

リセット後はファイル数や通信速度によって、同期の完了まで時間がかかる場合があります。

リセット方法はOneDriveのインストール場所やバージョンによって異なる場合があるため、Microsoft公式の手順を確認してください。

会社PCや学校PCでは、管理者の指示なくOneDriveをリセットしないでください。SharePointやTeamsの同期設定も再作成が必要になる場合があります。

 

会社PCでOneDriveが同期できない場合

会社PCでは、OneDrive for work or school、SharePoint、Teamsなどの同期が組織によって管理されています。

次のような場合は、自己判断でリンク解除やリセットを行わず、情報システム部門へ確認してください。

  • 会社・学校用OneDriveだけ同期できない
  • TeamsやSharePointのフォルダーが同期されない
  • アクセス権がありませんと表示される
  • 組織のストレージ容量が上限に達している
  • パスワード変更後から同期できない
  • Microsoft Authenticatorで本人確認できない
  • VPNや社内ネットワーク接続が必要と表示される
  • 「組織によって管理されています」と表示される

管理者へ連絡するときは、次の情報を整理してください。

  • PC名
  • 資産管理番号
  • 利用者名
  • Microsoft 365のメールアドレス
  • 個人用または会社・学校用のどちらか
  • OneDriveアイコンの色と表示状態
  • 表示されたエラーやメッセージ
  • 同期できないファイル名やフォルダー名
  • 問題が発生した日時
  • VPNや社内ネットワークの接続状況

 

OneDriveが同期できないときにやってはいけないこと

避ける操作 理由
同期状態を確認せずファイルを削除する 削除内容がクラウドや他のPCにも反映される可能性があるため
OneDriveフォルダーを直接削除する ローカルファイルや同期設定に影響する可能性があるため
共同編集に対応していないファイルを複数のPCで同時に変更する オフライン編集や同時変更によって競合コピーが発生する可能性があるため
非公式の同期修復ツールを使用する 情報漏えい、ファイル破損、マルウェアの危険があるため
不明なPowerShell・レジストリ操作を行う OneDriveやWindowsの設定を壊す可能性があるため
会社PCのアカウントを勝手にリンク解除する TeamsやSharePointの業務ファイルにも影響する可能性があるため
バックアップを確認せずPCを初期化する 同期されていないローカルファイルを失う可能性があるため

 

ファイルの保存や操作ができない場合

OneDrive以外の場所でもファイルを保存・コピー・削除できない場合は、Windows11のファイル操作側に問題がある可能性があります。

 

関連するWindows11設定

 

まとめ

Windows11でOneDriveが同期できない場合は、最初にタスクバーのOneDriveアイコンを開き、同期の一時停止、サインイン状態、エラーメッセージを確認します。

次に、インターネット接続、Windows11の再起動、OneDriveとCドライブの空き容量、ファイル名、開いたままのファイルを確認してください。

OneDriveアイコンが表示されない場合は、スタートメニューからOneDriveを起動し、スタートアップから無効になっていないか確認します。

Windows Updateを行っても改善しない場合は、OneDrive同期アプリ自体が最新バージョンか確認してください。

基本的な確認で改善しない場合は、Web版OneDriveのファイル状態を確認したうえで、アカウントの再接続やMicrosoft公式のOneDriveリセットを検討してください。

会社・学校用OneDriveでは、Teams、SharePoint、組織の権限や容量が影響する場合があります。アカウントのリンク解除やリセットを自己判断で行わず、情報システム部門または管理者へ確認してください。

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