Windows11のWindows Updateエラーコード一覧|0x80070002・0x80070422などの原因と対処法

Windows11のWindows Updateでエラーコードが表示された場合は、まず更新履歴から失敗した更新プログラム名、KB番号、エラーコードを確認します。

この記事では、0x80070002、0x80070005、0x80070422、0x800F081F、0x80073712、0x800F0922、0xC1900101など、Windows Updateで表示されやすいエラーコードの意味と確認手順を解説します。

 

Windows Updateのエラーコードが出たときに最初に確認すること

エラーコードが表示されても、すぐに更新用フォルダーの削除やレジストリ変更を行う必要はありません。最初に、失敗した更新とPCの状態を確認します。

確認項目 確認する内容 記録する情報
エラーコード 0xから始まる英数字 省略せずすべて控える
更新プログラム 失敗した更新プログラム名 品質更新、ドライバー、機能更新など
KB番号 KBから始まる番号 例:KBから始まる更新番号
失敗した段階 ダウンロード、インストール、再起動のどこか 0%、100%、再起動後など
最近の変更 周辺機器、ドライバー、アプリ、Windows Update 問題が起きる直前の変更
会社PCか 組織によって更新が管理されていないか PC名、資産管理番号、発生日時

同じエラーコードでも、PCの構成や失敗した更新プログラムによって原因が異なる場合があります。エラーコードだけで原因を断定しないことが重要です。

 

Windows Updateのエラーコードを確認する方法

Windows11では、設定アプリの更新履歴から、失敗した更新プログラムを確認できます。

  1. スタートボタンをクリックする
  2. 「設定」を開く
  3. 左側の「Windows Update」をクリックする
  4. 「更新の履歴」をクリックする
  5. 失敗した更新プログラムを探す
  6. KB番号やエラーコードを控える

エラーコードが表示されない場合でも、更新プログラム名とKB番号を控えてください。

Windows Update全般が実行できない場合は、以下の記事も参考にしてください。

 

Windows Updateの主なエラーコード一覧

エラーコード 考えられる原因 最初に確認すること
0x80070002
0x80070003
更新ファイルを正常に処理できない、更新のインストール失敗 再起動、トラブルシューティング、空き容量
0x80070005 アクセス拒否、権限不足 管理者権限、会社の管理ポリシー
0x80070422 Windows Updateサービスが停止または無効 サービスの状態、会社の管理設定
0x800F081F
0x80073712
システムファイルや更新に必要なファイルの不足・破損 トラブルシューティング、Windowsの修復
0x800F0922 空き容量、VPN、更新サーバーへの接続など ストレージとネットワーク
0x80070070 更新に必要な空き容量の不足 Cドライブの空き容量
0x80240034 更新のダウンロードや接続が不完全 ネット接続、再起動、トラブルシューティング
0x800705b4 更新に時間がかかりすぎた、更新が中断された ネット接続、再起動、再試行
0x80200056 再起動やサインアウトなどにより更新が中断された 電源接続、通常の再実行
0xC1900101から始まるコード ドライバーや接続機器の問題 デバイスマネージャー、周辺機器、メーカー公式ドライバー
0xC1900208 – 0x4000C 互換性のないアプリが機能更新を妨げている 互換性に関する警告とアプリ

 

0x80070002・0x80070003が表示される場合

0x80070002または0x80070003は、Windows Updateのインストールに必要なファイルを正常に処理できない場合などに表示されます。

最初に、次の手順を確認してください。

  1. 作業中のファイルを保存する
  2. Windows11を通常の手順で再起動する
  3. Cドライブの空き容量を確認する
  4. Windows Updateのトラブルシューティングを実行する
  5. 再起動後に更新プログラムをもう一度確認する

更新用フォルダーを直接削除する方法もありますが、最初から行う必要はありません。まずはWindows標準のトラブルシューティングを使用してください。

 

0x80070005が表示される場合

0x80070005は、アクセス拒否や権限不足が関係している可能性があります。

確認項目 確認する内容
アカウントの種類 管理者アカウントでサインインしているか
会社PC 更新のインストールが管理者に制限されていないか
セキュリティソフト 更新処理を妨げている警告が出ていないか
更新履歴 すべての更新か、特定の更新だけが失敗するか

会社PCでは、管理者権限を取得するための回避操作を行わず、情報システム部門へ確認してください。

 

0x80070422が表示される場合

0x80070422は、Windows Updateに必要なサービスが停止または無効になっている場合に表示されることがあります。

まずはサービスの状態を確認します。

  1. WindowsキーとRキーを同時に押す
  2. 「services.msc」と入力する
  3. 「OK」をクリックする
  4. 一覧から「Windows Update」を探す
  5. 状態やスタートアップの種類を確認する

サービスが停止していても、意味が分からない状態で設定を変更しないでください。以前に高速化設定や更新停止ツールを使用していないかも確認します。

会社PCでは、組織のポリシーによってサービスが管理されている可能性があるため、自己判断で変更しないでください。

 

0x800F081F・0x80073712が表示される場合

0x800F081Fや0x80073712は、Windows Updateに必要なシステムファイルや更新ファイルが不足・破損している場合に表示されることがあります。

最初に次の順番で確認してください。

  1. PCを再起動する
  2. Windows Updateトラブルシューティングを実行する
  3. 再度Windows Updateを実行する
  4. 改善しない場合はWindowsの修復機能を検討する

Windows11には、アプリ、個人ファイル、設定を保持したまま、現在のWindowsを再インストールしてシステムファイルを修復する機能があります。

  1. 重要なファイルをバックアップする
  2. 「設定」を開く
  3. 「システム」をクリックする
  4. 「回復」をクリックする
  5. 「Windows Updateを使用して問題を解決する」を確認する
  6. 「今すぐ再インストール」をクリックする
  7. 画面の指示に従う

Windowsのバージョンや会社の管理状態によって、この項目が表示されない場合があります。

 

0x800F0922が表示される場合

0x800F0922は、Cドライブの空き容量不足、VPNやネットワーク接続、更新サーバーへの接続などが関係する場合があります。

  1. Cドライブの空き容量を確認する
  2. 不要な一時ファイルを整理する
  3. インターネットに正常接続できるか確認する
  4. VPNを使用している場合は、利用ルールを確認する
  5. Windows Updateトラブルシューティングを実行する

会社PCでは、VPNを切断すると社内の更新サーバーへ接続できなくなることもあります。自己判断で接続方式を変更せず、管理者へ確認してください。

 

0x80070070が表示される場合

0x80070070から始まるエラーは、更新に必要な空き容量が不足している可能性があります。

  1. エクスプローラーを開く
  2. 左側の「PC」をクリックする
  3. Cドライブの空き容量を確認する
  4. 「設定」→「システム」→「ストレージ」を開く
  5. 一時ファイルの内容を確認する
  6. 不要な項目だけを削除する
  7. ごみ箱やダウンロードフォルダーも確認する

必要なファイルを削除しないよう、項目の内容を確認してから整理してください。

 

0x80240034・0x800705b4が表示される場合

0x80240034は更新処理や接続が不完全な場合、0x800705b4は更新に時間がかかりすぎた場合や処理が中断された場合に表示されることがあります。

  1. PCを通常の手順で再起動する
  2. インターネット接続を確認する
  3. ノートPCを電源に接続する
  4. Windows Updateトラブルシューティングを実行する
  5. Windows Updateをもう一度実行する

更新が0%・100%から進まない場合は、以下の記事も確認してください。

 

0x80200056が表示される場合

0x80200056は、更新中にPCを再起動した、サインアウトした、電源が切れたなどの理由で処理が中断された場合に表示されることがあります。

  1. ノートPCをACアダプターに接続する
  2. 不要なアプリを終了する
  3. Windows11を通常の手順で再起動する
  4. Windows Updateをもう一度実行する
  5. 更新中は電源を切らずに完了を待つ

更新中の強制終了は、Windowsが正常に起動しなくなる原因になる可能性があります。

 

0xC1900101から始まるエラーが表示される場合

0xC1900101から始まるエラーは、Windowsの機能更新やアップグレード時に、ドライバーが影響している場合に表示されます。

次のようなコードが含まれます。

  • 0xC1900101 – 0x2000C
  • 0xC1900101 – 0x20017
  • 0xC1900101 – 0x30018
  • 0xC1900101 – 0x3000D
  • 0xC1900101 – 0x4000D
  • 0xC1900101 – 0x40017

確認する順番は次のとおりです。

  1. 不要なUSB機器や外付けドライブを外す
  2. デバイスマネージャーを開く
  3. 黄色い警告マークがないか確認する
  4. 最近追加した周辺機器を確認する
  5. PCメーカーの公式サポートページを確認する
  6. 必要なドライバーを公式情報に従って更新する
  7. 再起動してWindows Updateを実行する

不明なドライバー更新ソフトを先に使用せず、Windows Update、デバイスマネージャー、PCメーカー公式サイトの順で確認してください。

 

0xC1900208 – 0x4000Cが表示される場合

0xC1900208 – 0x4000Cは、インストールされているアプリがWindowsのアップグレードと互換性がなく、処理を妨げている可能性があります。

  1. 画面に互換性の警告が表示されていないか確認する
  2. 対象として表示されたアプリを確認する
  3. アプリの提供元でWindows11への対応状況を確認する
  4. 必要なデータや設定をバックアップする
  5. 更新またはアンインストールが必要か判断する

業務ソフトや会社指定アプリの場合は、自己判断で削除せず、管理者やソフトの担当者へ確認してください。

 

エラーコードに関係なく最初に行う基本対処

多くのWindows Updateエラーでは、次の基本確認を先に行います。

  1. PCを通常の手順で再起動する
  2. インターネット接続を確認する
  3. ノートPCを電源に接続する
  4. Cドライブの空き容量を確認する
  5. 不要な外付け機器を外す
  6. Windows Updateトラブルシューティングを実行する
  7. 更新履歴をもう一度確認する

 

Windows Updateトラブルシューティングを実行する方法

  1. 「設定」を開く
  2. 左側の「システム」をクリックする
  3. 「トラブルシューティング」をクリックする
  4. 「その他のトラブルシューティング ツール」をクリックする
  5. 「Windows Update」の右側にある「実行する」をクリックする
  6. 画面の指示に従う
  7. 診断後にPCを再起動する
  8. Windows Updateを再実行する

Windows11の環境によっては、「ヘルプの取得」アプリによる自動診断が行われます。

 

会社PCでエラーコードが出た場合

会社PCや学校PCでは、Windows Updateの配布方法、更新日時、ネットワーク、管理者権限が組織によって管理されている場合があります。

情報システム部門へ連絡するときは、次の情報を伝えてください。

  • PC名
  • 資産管理番号
  • 利用者名
  • エラーコード
  • 更新プログラム名
  • KB番号
  • 失敗した日時
  • ダウンロード・インストール・再起動のどこで失敗したか
  • VPN、有線LAN、Wi-Fiの接続状況

サービス、グループポリシー、レジストリ、更新用フォルダーを自己判断で変更しないでください。

 

Windows Updateエラーでやってはいけないこと

避ける操作 理由
更新用フォルダーを最初から削除する 更新状態を悪化させる可能性があるため
複数のWindowsサービスを停止する 更新以外のWindows機能にも影響するため
レジストリを自己判断で変更する Windowsの更新や起動に影響する可能性があるため
不明な修復ツールを使う 設定破損、情報漏えい、マルウェアのリスクがあるため
エラーコードだけで部品故障と決めつける ネットワークや更新処理など別の原因もあるため
会社PCの管理制限を解除する 社内ルールや更新管理に影響するため

 

関連するWindows11設定

 

まとめ

Windows11のWindows Updateでエラーコードが表示された場合は、更新履歴からエラーコード、KB番号、失敗した更新プログラム名を確認します。

0x80070002・0x80070003は再起動とトラブルシューティング、0x80070005は権限、0x80070422はWindows Updateサービス、0x80070070は空き容量を確認してください。

0x800F081F・0x80073712はシステムファイル、0x800F0922は空き容量やネットワーク、0xC1900101から始まるコードはドライバーや外付け機器が関係している可能性があります。

エラーコードだけで原因を断定せず、PCの再起動、ネット接続、空き容量、Windows Updateトラブルシューティングを安全性の高い順番で実行してください。

会社PCでは更新が組織によって管理されている場合があります。サービス、ポリシー、レジストリを自己判断で変更せず、情報システム部門や管理者へ確認してください。

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