Windows11でBitLocker回復画面が出る原因と対処法|突然求められたときの確認手順

Windows11でBitLocker回復画面が突然表示された場合は、まず回復キーIDを確認し、Microsoftアカウントまたは会社・学校の管理者に保存されているBitLocker回復キーを探します。

この記事では、Windows11でBitLocker回復画面が出る主な原因、最初に確認すること、回復キーの探し方、会社PCでの注意点、回復キーが見つからない場合にやってはいけない操作を解説します。

 

Windows11でBitLocker回復画面が出たときに最初にやること

BitLocker回復画面が出た場合、すぐに初期化やBIOS設定変更を行うのは避けてください。まずは、画面に表示されている情報を確認します。

確認すること 内容 注意点
回復キーID どの回復キーを使うか見分けるためのID 最初の8桁をメモしておく
PCの種類 個人PCか、会社・学校PCか 会社PCは管理者へ確認する
最近の変更 Windows Update、BIOS更新、修理、部品交換など 原因の切り分けに使う
回復キーの保存先 Microsoftアカウント、職場・学校アカウント、印刷物、USBなど 別のスマホやPCから確認する

回復キーを入力する前に、回復キーIDを控えておくと、複数の回復キーが保存されている場合でも探しやすくなります。

 

BitLocker回復画面が出る主な原因

BitLocker回復画面は、Windowsが暗号化されたドライブを通常どおり自動解除できないと判断したときに表示されます。

原因 起こりやすい例 対応の方向性
セキュリティ上の変化 起動時の状態が以前と違うと判断された 回復キーで本人確認して起動する
BIOS・UEFI更新 メーカー更新、ファームウェア更新、修理後 回復キーを入力し、起動後に状態を確認する
TPMやセキュアブート関連の変更 BIOS設定変更、初期化、設定のリセット 自己判断で再変更せず、原因を確認する
ハードウェア変更 SSD交換、マザーボード交換、修理後 回復キーまたは管理者確認が必要
起動順序の変更 USBメモリ、外付けドライブ、起動デバイス変更 不要な外部機器を外して再起動する
会社・学校の管理ポリシー 組織の暗号化設定、Intune、Entra ID管理 情報システム部門へ確認する

BitLockerは、データを保護するための機能です。回復画面が出たからといって、必ず故障しているとは限りません。

 

個人PCでBitLocker回復画面が出た場合の確認手順

個人用PCでBitLocker回復画面が出た場合は、まずMicrosoftアカウントに回復キーが保存されていないか確認します。

  1. BitLocker回復画面の回復キーIDを確認する
  2. 別のスマホまたはPCでブラウザーを開く
  3. Microsoftアカウントの回復キー確認ページを開く
  4. Windows11で使っていたMicrosoftアカウントでサインインする
  5. 回復キーIDと一致するBitLocker回復キーを探す
  6. 48桁の回復キーをBitLocker回復画面に入力する

Microsoftアカウントを複数使っている場合は、普段使っているメールアドレスだけでなく、初期設定時に使ったアカウントも確認してください。

BitLocker回復キーの詳しい確認先は、以下の記事で解説しています。

 

会社PCでBitLocker回復画面が出た場合の確認手順

会社PCや学校PCでBitLocker回復画面が出た場合は、自己判断で初期化したり、BIOS設定を変更したりしないでください。

組織で管理されているPCでは、BitLocker回復キーが会社や学校の管理システムに保存されている場合があります。この場合、利用者本人が回復キーを表示できないことがあります。

  1. PC名、資産管理番号、利用者名を控える
  2. BitLocker回復画面の回復キーIDを控える
  3. 直前に行った操作や更新内容を思い出す
  4. 情報システム部門または管理者へ連絡する
  5. 管理者の指示に従って回復キーを入力する

会社PCでは、回復キーを入力して起動できたあとも、同じ画面が繰り返し出る場合があります。その場合は、TPM、BIOS、セキュアブート、管理ポリシーの確認が必要になることがあります。

 

回復キーを入力しても毎回BitLocker回復画面が出る場合

一度回復キーを入力して起動できても、再起動のたびにBitLocker回復画面が出る場合は、起動時のセキュリティ状態が毎回変わっている、またはTPMやBIOS関連の状態が正常に認識されていない可能性があります。

この場合は、次の順番で確認します。

  1. 外付けUSBメモリや外付けドライブを外す
  2. 再起動して同じ画面が出るか確認する
  3. 最近BIOS・UEFI更新や修理をしていないか確認する
  4. 会社PCの場合は管理者へ連絡する
  5. 個人PCの場合はPCメーカーのサポート情報を確認する

自己判断でTPMのクリア、セキュアブートの無効化、BIOS初期化を行うのは避けてください。状態によっては、さらに回復が難しくなることがあります。

 

BitLocker回復画面が出たときにやってはいけないこと

BitLocker回復画面が出たときは、焦って操作を増やさないことが重要です。

やってはいけないこと 理由
すぐにPCを初期化する データを失う可能性があるため
TPMをクリアする 暗号化キーとの関連が変わる可能性があるため
BIOS設定をむやみに変更する 起動状態がさらに変わる可能性があるため
不明な解除ツールを使う データ破損や情報漏えいのリスクがあるため
会社PCを勝手に再インストールする 社内管理や復旧対応に影響するため

BitLockerは、第三者がストレージ内のデータを読めないようにするための暗号化機能です。回復キーなしで簡単に解除できるものではありません。

 

BitLocker回復キーが見つからない場合

BitLocker回復キーが見つからない場合は、次の保存先を順番に確認します。

  • Microsoftアカウント
  • 職場または学校アカウント
  • 会社・学校の情報システム部門
  • 印刷した紙
  • USBメモリ
  • 外付けドライブや別PCに保存したテキストファイル
  • 初期設定を行った家族・前任者・管理者

Microsoftの案内では、Microsoftサポートは失われたBitLocker回復キーを取得、提供、再作成できないとされています。回復キーがない状態で重要なデータが必要な場合は、自己判断で操作を増やす前に、PCメーカーや会社の管理者へ相談してください。

 

Windows11が起動できたあとに確認しておくこと

BitLocker回復キーを入力してWindows11が起動できた場合は、再発に備えて次の点を確認しておきます。

  1. BitLocker回復キーの保存先を確認する
  2. Microsoftアカウントに正しい回復キーが保存されているか確認する
  3. 会社PCの場合は管理者に回復履歴を共有する
  4. 最近行ったBIOS更新や修理内容を記録する
  5. 再起動して同じ画面が繰り返し出ないか確認する

同じBitLocker回復画面が何度も出る場合は、単に回復キーを入力して終わりにせず、原因を確認する必要があります。

 

関連するWindows11設定

BitLocker回復画面やWindows11のセキュリティ設定については、以下の記事も参考にしてください。

 

まとめ

Windows11でBitLocker回復画面が突然出た場合は、まず回復キーIDを確認し、Microsoftアカウント、職場または学校アカウント、会社の管理者、印刷物、USBメモリなどからBitLocker回復キーを探します。

BitLocker回復画面は、セキュリティ上の変化、BIOS・UEFI更新、TPMやセキュアブート関連の変更、ハードウェア変更などをきっかけに表示されることがあります。

回復キーが見つからない場合でも、初期化、TPMクリア、BIOS変更、不明な解除ツールの使用は避けてください。特に会社PCでは、自己判断で操作を進めず、情報システム部門や管理者に確認することが重要です。

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