Windows 11でWeb開発やローカルテスト環境を構築したい場合、「IIS(Internet Information Services)」のインストールが必要です。この記事では、IISの導入方法や注意点を初心者向けに丁寧に解説します。
対象読者
- Windows 11でWebサーバーを使いたい方
- 社内テスト用のWebサイトを構築したい方
- ASP.NETやWordPressのローカル動作確認をしたい方
IISとは?
IIS(Internet Information Services)は、Microsoftが提供するWebサーバー機能で、HTMLファイルの配信やWebアプリケーションの実行を行うことができます。
IISをインストールする前の準備
- Windows 11 ProまたはEnterpriseが必要
- 管理者権限を持つユーザーでログインしておく
※注意:会社貸与PCなどで制限がある場合は、システム管理者に確認しましょう。
IISのインストール手順
スタートメニューで検索欄で「Windowsの機能の有効化または無効化」と入力し「Windowsの機能の有効化または無効化」を開く
「インターネット インフォメーション サービス」にチェックを入れ「OK」をクリック
「必要な変更が完了しました」と表示されたら「閉じる」をクリック
IISの動作確認
インストール完了後、ブラウザで http://localhost
にアクセスし、「IIS Welcome」ページが表示されれば成功です。
よくあるトラブルと対処法
- localhostが表示されない: ファイアウォールやサービスの状態を確認
- ASP.NETが動かない: 「インターネット インフォメーション サービス – World Wide Web サービス – アプリケーション開発機能」の中の.NET関連機能を有効にする
注意点とTips
項目 | 内容 |
---|---|
セキュリティ | 不要な機能(FTPなど)は無効にしておく |
権限 | C:\inetpub\wwwroot への操作には管理者権限が必要 |
ログ | C:\inetpub\logs\LogFiles にアクセスログが出力される |
まとめ
- IISはWindowsの標準機能としてすぐ使える
- コントロールパネルから簡単に有効化できる
- ローカル開発やテストに最適
- セキュリティや構成には注意が必要