Windows 11|ハードディスクやSSDをフォーマットする方法

新しいハードディスクやSSDを使うときや、データを全部消して使いたいときは、「フォーマット」という作業が必要です。Windows11では、このフォーマットを簡単に行えます。ただし、フォーマットの方法や種類(NTFS、FAT32、exFATなど)によって、使い方や保存できるデータの大きさが変わるので注意が必要です。この記事では、初心者の方でもわかるように、Windows 11でハードディスクやSSDをフォーマットするやり方や注意点をわかりやすく説明します!

 


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フォーマットとは?

フォーマットとは、ドライブをデータ保存のために初期化し、ファイルシステムを設定する作業です。フォーマットには以下の種類があります:

  • クイックフォーマット:データ領域を削除するだけの高速な処理。既存データの復元が可能な場合あり。
  • 完全フォーマット:データを完全に削除し、不良セクタもチェックする方法。より安全だが時間がかかる。

 


フォーマットする前の注意点

  1. データのバックアップ
    • フォーマットを実行するとデータは完全に消去されます。必要なデータは必ずバックアップしてください。
  2. 適切なファイルシステムを選択する
    • NTFS:Windowsシステムで一般的。大容量ファイルに対応。
    • FAT32:古いシステムや一部のデバイスで互換性が高いが、4GB以上のファイルには非対応。
    • exFAT:FAT32の制限を解消し、WindowsとMac間での互換性がある。
  3. フォーマット対象を確認
    • システムドライブ(通常はC:ドライブ)はフォーマットできません。他のドライブを選択してください。

 


Windows 11でフォーマットを実行する方法

方法1:エクスプローラーを使用する

エクスプローラーを開く:

タスクバーのフォルダアイコンをクリックしてエクスプローラーを起動します。

 

PCを開く:

エクスプローラーの左側メニューから「PC」を選択します。

 

フォーマット対象のドライブを右クリック:

フォーマットしたいハードディスクまたはSSDを右クリックし、「フォーマット」を選択します。

 

フォーマット設定を確認:

ファイルシステム(NTFS、FAT32など)、割り当て単位サイズを選択し、必要に応じてボリュームラベル(ドライブ名)を入力します。
また高速化したい場合は「クイックフォーマット」をチェックします。チェックを外すと完全フォーマットになります。

 

フォーマットを開始:

設定を確認して「開始」をクリック。

 

警告の確認:

フォーマットに関する警告が表示されるので「OK」をクリックします。

 

フォーマットの完了:

フォーマットの完了メッセージが表示されたら「OK」をクリックします。

 


方法2:ディスク管理を使用する

ディスク管理を開く:

「スタート」を右クリックし、「ディスク管理」を選択します。

 

対象ドライブを選択:

フォーマットしたいドライブを右クリックして「フォーマット」を選択します。

 

フォーマット設定を入力:

ファイルシステムやラベルを設定し、「OK」をクリックします。

 

警告の確認:

フォーマットに関する警告が表示されるので「OK」をクリックします。

 


方法3:コマンドプロンプトを使用する

コマンドプロンプトを管理者権限で起動:

「スタート」を右クリックし、「ターミナル(管理者)」を選択します。

 

ユーザーアカウント制御:

ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら「はい」を選択します。

以下の順番でコマンドを入力し「Enter」で実行します。

 

diskpartを使用:

コマンド入力画面で以下を入力:
diskpart

 

ドライブをリストアップ

次のコマンドでドライブ一覧を表示:
list disk

 

フォーマット対象のディスクを選択

以下のコマンドで対象のディスクを選択:
select disk X
※Xは対象ディスクの番号

 

フォーマットを実行

次のコマンドでフォーマット:

format fs=ntfs quick
※必要に応じてfs=exfatなど変更

 


まとめ

Windows 11でハードディスクやSSDをフォーマットする方法は、エクスプローラーやディスク管理ツール、コマンドプロンプトを使えば簡単に実行できます。ただし、フォーマット形式や設定に応じた用途を理解し、事前にデータのバックアップを取ることが重要です。

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