Windows 11には、特殊な文字やオリジナルの文字を作成できる「外字エディター」という機能があります。このツールを使うことで、標準フォントに含まれていない文字を作成し、特定の用途や業務で活用できます。本記事では、外字エディターの起動方法と注意事項、さらに活用方法について詳しく解説します。
外字エディターの起動方法
検索ボックスを使用する方法
スタートメニューをクリックし検索ボックスに「外字エディター」と入力し、
表示された検索結果から「外字エディター」をクリックします。
外字エディターが起動します。
コマンドから起動する方法
Win + R キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
eudcedit
と入力し、Enterキーを押します。
外字エディターが起動します。
直接実行ファイルを起動する方法
エクスプローラーで以下のパスに移動し「eudcedit.exe」を実行します。
C:\Windows\System32\eudcedit.exe
外字エディターが起動します。
注意事項
- 管理者権限について
外字エディターを使用するには管理者権限が必要です。権限が不足している場合、エディタが正しく動作しない可能性があります。 - フォントの互換性
作成した外字は特定のフォントでしか表示されません。他の端末やアプリで表示する際には注意が必要です。 - バックアップの作成
外字を作成・編集する際は、元のフォントファイルや設定をバックアップしておくことをおすすめします。万が一エラーが発生した場合、元に戻せるようになります。 - 業務での使用における確認
特定の文字を業務で使用する場合、事前に他のシステムとの互換性を確認しておきましょう。
外字エディターの活用例
- 特殊な漢字や記号の作成
標準フォントに存在しない名前や地名など、特定の用途で使用する漢字や記号を登録可能です。 - 教育や研究用途
学校や研究機関で使用する特定の記号や古文書に基づく文字を作成する際に役立ちます。 - 会社のロゴやシンボルマークの作成
自社のロゴや独自のシンボルを文字として定義し、文書や印刷物で使用できます。
外字エディターはあまり知られていない機能ですが、工夫次第でさまざまな場面で役立つツールです。ぜひ活用してみてください。